水の文化、油の文化

大福 お料理Diary
大福

家でお菓子を作る時は洋菓子が多く、和菓子は作り慣れてないのでレシピと首っ引きになるこやもりです。


大福を作った。作りながらふと、日本は水の文化で西洋は油の文化なんだなと思い至った。

大福は、白玉粉と砂糖と水を混ぜて、蒸して、こねて、あんを包んで…という風に作るのだが、その工程で水が重要な役割を果たしているんだなと気づく。

材料に水を使っているのはもちろんだが、蒸す時には湯を使うし、白玉生地がくっつかないように濡れ布巾を敷き、あんも濡れ布巾で包んで丸める。丸めたあんがくっつかないように皿にも濡れ布巾を敷く。濡れ布巾、大活躍。

丸めたあんこの下に濡れ布巾

洋菓子ではくっつくのを防ぐのに油を使うが、これはバターを始めとした乳製品や獣脂などが身近な食文化ならではなんでしょうね。

近代以前のヨーロッパでは水の安全性に問題があり、日常の飲み物には「エール」と呼ばれるアルコール飲料やワインを飲むくらいだったので、水を使うという発想がそもそもないのか。

そういえば西洋料理では、煮込み料理にワインやミルクを使ったり、エチュベやラタトゥユのように素材の水分だけで蒸し煮にするものが多い。これって水を使わずに調理するための工夫なんだな。

翻って和食では実に水を気軽に使う。米はまず水で研ぐし、ご飯を炊くのも水、煮物にも汁物にも水が不可欠だ。なるほど、水が豊富な国土で潤沢に使えるからこその調理法なんだな。

水文化の日本と油文化の西洋、という対比を感じる。伝統的な料理というのは、その国の風土にあうようにできているのだろう。

我が家では、和食に加え、西洋、中華、その他料理を作って日々楽しんではいるが、文化的に見ればかなり無理をしている状態なのかもしれない…なんてことを考えた大福作りなのでした。


大福の作り方で参照にしたのは↓のページです。

大福の作り方
電子レンジで簡単に作る大福もいいけれど、そろそろ卒業しませんか?大福はもち菓子。もちならばやっぱり蒸し器で蒸して作るのがオススメ。もちもちの美味しい大福が出来上がります

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