撮影用の背景板を自作

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料理写真を撮るようになって、気になるのはやはり写真の映え方です。この半年くらい自分の料理を撮ってみて分かったのは、ライティングと背景って重要だなということ。

そこで撮影場所を考え直し、撮影用の背景板を自作しました。これです。

撮影用背景板の表面
背景板の表面
撮影用背景板の裏面
背景板の裏面

キッチンカウンタに板置いただけじゃん!…そんな声が聞こえてくる気もしますが、ライティングの点を加味すると、我が家の場合、この場所でこの方式で撮影するのが一番写真写りがいいことが分かりました。

背景板使用のビフォーアフター

なにはともあれ、撮影台を使用する前と後の料理写真をご覧いただきましょう。まずは背景板を使用せず、食卓で撮った写真。

次にキッチンカウンターで背景板を使用した写真です。

どちらも加工はせず、撮影したそのままです。

左の方はローテーブルで天井付けの照明しかないため、真上から撮ると右下あたりに自分の影が映りこんでいます。光源が遠くて写真全体が白っぽいのも気になる点。

右の背景板を使用した方は、カウンタ上なので高さがあり、天井照明に加え、キッチンカウンターの手元灯があります。光源が近いため、色がはっきりしています。右上の皿は違いがよくわかります。

撮影場所の選定について

キッチンカウンタ上を撮影場所にした理由です。

うちのキッチンは下の画像のようにシンク上と換気扇の2か所に照明があるので、撮影にぴったりです。新たに照明器具や撮影台などを購入せずに、省スペースで明るさを確保するためにこの場所で撮影することにしました。

キッチンカウンタ手元灯
生活感丸出しですみません(^^;)

しかし、ステンレスの作業台のままだと狭い上に見た目もイマイチなので、撮影用背景板を自作することにします。

冒頭の写真を見て分かる通り、市販の発泡塩ビ板の片面にインテリアシートを貼っただけなので、自作というにはあまりに単純すぎる工作ですが。

背景板の素材選びと購入

まずはホームセンターに行き素材を選びました。

板ものの素材には色々な種類があります。薄い塩ビ板やデコパネと呼ばれるスチロール素材のものは、安価ですが反りやすいのが難点。厚い塩ビ板は反りにくいですが重い。アクリル板は反りにくいが重くて高価。…というわけで、重さ、価格、反りともにその中間にあたる発泡塩ビ板を選びました。

ホームセンターで購入できる板もの素材は長辺が180cm、90cm、60cmなど色々ありますが、今回作りたい背景板は幅70cmを想定しているので、90cm幅のものを選びました。

背景板の製作

というわけで、今回購入したのはこの3つ。

発泡塩ビ板、インテリアシート、塩ビパッキン

発泡塩ビ板のほかに粘着シール付きのインテリアシートと塩ビパッキンを購入しました。パッキンは何のためかというのは後述。値段は発泡塩ビ板が3700円、インテリアシートが870円、塩ビパッキンが200円(すべて10%の税込み)でした。

発泡塩ビ板のサイズは45x90cm×3.5mm厚です。短辺の長さは45cmでちょうどいいのですが、長辺はちょっと長すぎるのでカットすることにします。使用するのはアクリルカッター。

塩ビ版をアクリルカッターで切る

アクリルカッターという名前ですが、アクリル板以外でもプラスチックなら大抵のものはこれで切っています(笑)。切るというよりは、彫刻刀のように0.5㎜ほどの溝を彫っていく感じです。発泡塩ビは柔らかいの10分ほどの作業で切れました。

紙やすりで断面のバリを取り除きます。

やすりでバリ取り

バリを取り除いた板の片面にインテリアシートを貼ります。今回購入したインテリアシートは幅45cmと発泡塩ビ板と同サイズだったので、長片に合わせておおよその長さをカットして貼り付けました。

こちらが貼った後、裏面から見た様子。両端にはみ出しているシートはカッターで切り取ります。

収納時は立てて保管したいと思っているので、床に傷がつかないように床に当たる面には塩ビパッキンをはめることにします。

塩ビパッキンは、ホームセンターでは塩ビ板の付近で切り売りされていたので、45cm幅の塩ビ板の両端分で90cm購入しました。下の写真のような形状で、固めのシリコンのような素材です。正しくはU型パッキンというみたいです。本来の使い方は、すみません、分かりません。(^^;;

塩ビパッキン
塩ビパッキン

上の写真のようにU型のすき間部分にぐいっと指を入れて広げて、断面にかぶせていきます。

貼ったシートの端が多少よれますが端っこなので気にしない!(笑)

パッキンは床の傷防止のためですが、立てた時上になる側につけた方が出し入れしやすいので両側につけることにします。ただこのパッキン、持ち上げる時に重みがかかると外れてしまうので、上側になる方は接着剤でくっつけることにしました。

U字部分を広げて接着剤を塗りこむ
かなり気泡が入ってます

すき間は結構固く、全部に塗るのが大変だったのでところどころに塗ってはめこんだのですが、透明なので粗が丸見え…。いいんです、そこ、映しませんから。

というわけで、完成したのがこちらです。

右端の部分は浮いているので、そちらに重心がいかないように気を付ける必要がありますが、撮影のプラットフォームがある程度広くなったことで、撮影角度の自由度が高くなりました。

斜めからでも明るく撮れるし、

真上からでも影が落ちることなく撮影できます。

難点はやはり出し入れの手間ですね(^^;。キッチンカウンタの上で盛り付けをし、一旦別の作業台に置いたお盆に皿を載せ、カウンタを空けて背景板を置いてお盆を乗せる…という。

ですが、できるだけ省スペースで撮影場所を確保する方法としては、いくつか試した中で一番満足のいく写真が撮れました。

料理写真って、盛付けや配置、一緒に映りこむ小物など、こだわりだしたらキリがないですが、とりあえず一番の問題だったライティングと背景が一応解決したので、ここで紹介させていただきました。何かの参考になれば幸いです。

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