娘と過ごした時間に思うこと

雑記

一人暮らしをしている娘が帰省してきていたので、年末年始の料理は、彼女の好きそうなもの、自炊で作らなさそうなものという視点で作っていた。

特にお出かけするでもなく、高級なものを食べるでもなく、ただ家の中でいつも通りの休日を過ごした。

娘が帰ってきた日は夜遅くまでたくさんおしゃべりをした。一緒に住んでいる時は自分のことをそれほど話さなかった彼女だが、久しぶりに会うと、生活の中で感じたことや好きなものについて語ってくれて、それをとても楽しく聞いた。

帰る間際に彼女のこんな話を聞いた。

ある日帰宅した時、部屋のオートロック錠が開かなかった。パニック気味に鍵開け業者を呼んだそうだ。しかし業者が到着する前に鍵が開き、高い出張費を払わずに済んだ。

無事部屋に入れた後、ドアの裏の注意書きを読むと、錠の回転が固くなるとオートロック機構がうまく働かないことがあることが分かった。そして注意書きには、トラブルがあった場合は管理会社に連絡する旨も書いてあったので、その連絡先を控えておいた、という。

この話を聞いて思ったことは、トラブルに対処する力、そしてトラブルから学ぶ力を彼女はちゃんと持っているんだ、私はそれを過小評価していたんだ、ということだ。そしてそんな自分を恥じた。

一人暮らしを始めるとき、困ったことがあったらいつでも連絡して、と伝えていた。自分には、娘にトラブルがあった時うろたえる彼女の姿しか想像できていなかった。

しかし、いざトラブルに直面した時、彼女はまず自分で解決する方法を考え、業者を探して連絡したのだろう。また、ドアの注意書きに気が付き、ちゃんと読んで仕組みを理解し、次回同じようなことが起きたらまずは管理会社に連絡をすればいいということを自身で学んでいる。

成長したんだなあなどと思うこと自体が、私が彼女を子供扱いしている証だろう。別れ際、お互いに「頑張って」と声を掛け合った。その時、彼女は大丈夫、という思いを新たにしたのだった。

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